★☆救う会全国協議会ニュース★☆
(2009/03/10)



★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2009.03.10-3)

本日、3月10日、田口八重子さんの兄で耕一郎さんの育ての親である飯塚繁雄さん(家族会代表)と田口さんの長男の飯塚耕一郎さんが、金賢姫氏面会のため訪韓した。面会は11日11時から韓国釜山市で予定されている。金賢姫氏は約2年間、田口さんと生活をともにしたが、拉致被害者に教育を受けた元北朝鮮工作員と拉致被害者の家族との面会は今回が初めてとなる。両氏は、訪韓出発を前に、記者会見を行った。なお、会見には、家族会から増元照明事務局長、救う会から平田隆太郎事務局長、山岸丈良事務局次長が同席した。会見の概要は以下の通り。

■金賢姫氏の勇気ある証言にお礼を言いたい−飯塚さん出発会見

飯塚繁雄 金賢姫氏との面会については、かねてからの念願でした。面会の実現は大変嬉しく、また感動的な場面になると思います。多くの関係者、また日韓両国政府に大変お世話になり深く感謝します。

既に20年以上経っていることで面会するだけに、双方に色々な思いがあると思います。しかし、面会が可能になったという事実、これが今後、拉致問題の解決の何かいいきっかけになるのではないかと期待しています。

我々が、(妹が)北にいることをはっきりと確認できたのは、まさに彼女の勇気ある決断、証言のおかげです。我々も、その後の救出活動ができるようになりました。まずは、当然のことですが、このことについてお礼を申し上げたいと考えています。

向こうに行ってどういう雰囲気になるかは分かりませんが、時間のゆるす限り、彼女の肉声によって、当時の生活の状況などをお話していただくことで、私たち、特に耕一郎にとっては、自分の母親像をもっともっと明確に自分の中に取り入れていきたいということもあります。

私としても、家族会という立場からも、この場面が1回で終わるのではなく、今後につなげたいという気持があります。そういうきっかけが今回できるか分かりませんが、この面会が、情報があまりない中での一つのアクセントになることは間違いないと思っています。

今回は、飯塚家の話が中心になるとは思いますが、今後につないでいきたいと考えています。

飯塚耕一郎 今回の面会は、すなおにうれしい気持ちです。また、面会実現にご協力いただいた関係者、両国政府の方々に御礼をもうしあげたいと思います。

彼女の証言がなければ、我々は今でも事実が分からなかったわけですから、彼女に対しては、本当に表しようがない感謝の気持でいっぱいです。

今回の面会は、日本と韓国において拉致問題に大いなる進展が遂げられると思います。その点では、我々個人レベルのことではないと思います。日本の家族、韓国の家族の方々に希望の光がさせば、と感じています。

増元 20年前の金賢姫さんの出現を思い出すと、姉のるみ子は拉致されたという情報は入っていましたが、半信半疑の中でした。そして、金賢姫さんの証言で田口八重子さんが拉致されたことが分かった。私たちが、姉が北朝鮮に拉致されたのを確信したのは、金賢姫さんの証言によってでした。その点では、20年前にもっと何かできなかったのかと思うと、残念な思いになります。

今回の面会は、今後の進展にはずみをつける機会になると思います。これを機に、脱北者から色々な話をもっときけるようになればと期待しています。

【質疑応答】
飯塚繁雄 (韓国の被害者家族との関係について) 新しい政権になって協力しやすくなったと思います。韓国のほうが多数の被害者を抱えているわけですが、(拉致問題は)それぞれの政府のやることであるとともに、両国政府の連携が必要だと感じています。

(今朝起きて、いつもとは違う朝でしたか) これだけ大きなことに直接私たちが入っていくことについて、言ってみれば、気が高ぶっています。寝てる間も、どんなことを話しようかとか、どういう場面になるのか想像しながら考えてはいましたが、これはもうその場で判断しながらお話合いをしていきたいということに尽きます。

飯塚耕一郎 このところ2、3時間くらいしか眠れなかったのですが、面会が決まった昨日はぐっすり眠ることができました。(拉致問題という)この大きな社会的な問題で、象徴的な面会になると思います。

(どういうことを聞けたら、田口さんを母と思うことができるのでしょうか)それが分からないから会いたいのです。彼女に会って、お母さんというものに近づけるのかどうかもわかりません。もしかしたら今は会っても分からないかもしれないし、会った後1年経って分かってくることがあるかもわかりません。

飯塚繁雄(金賢姫さんを招聘したいという目的は) 1回会って終わりにしたくないということもあります。国民世論にも北朝鮮へのうつうつとした怒りがある中で、もし来ていただければ、国民の皆様の前でお話をしていただくことで更なるインパクトになると思います。また、明日話しきれなかった部分、聞き残したことも聞けるのではないかと思います。

平田 救う会では昨日メールニュース、今回の面会に関する会長代行のコメントを発信しています。両国政府にはお世話になりましたが、ずっと家族会と一緒に活動してきた救う会は、今回参加ができないということを残念に思っています。しかし、まだ今後もあると期待もしています。

以上

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