★☆救う会全国協議会ニュース★☆
(2008.07.09)



不見識きわまりない加藤紘一氏の発言に抗議する(2008/07/09)

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■不見識きわまりない加藤紘一氏の発言に抗議する

★抗議声明

報道によれば、7月7日、日朝国交正常化推進議員連盟(山崎拓会長)の顧問を務める加藤紘一氏が、北朝鮮から帰国し自由を得た拉致被害者5人について、次のように述べたという。

「国家と国家の約束だから、(北に戻した方が)よかった。安倍(晋三)さんを中心に返すべきでないとなったが、その辺が今、日朝の間で打開できない理由だと思う」
「(戻していれば現状のようには)ならなかった。『また来てください』と何度も何度も(両国間を)交流していた。一回返すと平壌は殺してしまうんじゃないかと(言われたが)、そこが(安倍氏らとの)外交感覚の差だ。そんなことができるはずがない」

5人が北に戻されていれば、「自分の意思で戻った」と言わされたあげく、「拉致問題は解決済み」という北朝鮮側の主張に利用されたであろう。その上、5人はこれまで以上に不自由な監視下に置かれたであろうことは、少しでも「外交感覚」のある人には明らかである。加えて、医療体制が崩壊した北に戻されていれば、日本でなら簡単に治る病気でも死に至ったかも知れない。

2002年12月19日、新潟で記者会見を行った5人の被害者の一人は、「政府が(日本にとどめるという)方針を出す10月24日夜以前に、すでに日本にとどまる意志を伝えていた、北に戻るつもりはない、日本で子供たちを待つ」と明言している。

また、その後(12月27日)、改めて柏崎で会見した蓮池薫、祐木子夫妻は、子供と第三国で会うなどの「妥協案」は「家族の問題が外交のカードに利用されることになり受け入れ難い」、「好きで北朝鮮に行ったわけではないし、自分たちの意思で、日本で子供と会いたいと言っているのだから、早く子供を返して欲しい」と述べている。

被害者や家族の思いや不安をまったく理解しようとしない加藤紘一氏に対し、われわれは強い憤りを覚えるものである。被害者本人の明確な意思表明にもかかわらず、今頃、5人を北に戻すべきだったと主張する加藤氏の精神構造を、われわれは強く疑わざるをえない。

加藤氏を顧問に頂く「日朝正常化」議連の内部からも、即座に批判の声が上がるかと注視していたが、今のところ動きはない。このまま推移するようなら、われわれは、山崎拓会長はじめ同議連の役員・メンバーもすべて、日本人の自由と命よりも金正日の意向を重視する加藤氏と同次元に立つものと見なさざるを得ない。

平成20年7月9日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 会長 藤野義昭



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