★☆救う会全国協議会ニュース★☆
(2012/04/02)



★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2012.04.02)

 本日、4月2日、超党派の国会議員で構成される拉致議連(平沼赳夫会長)が総会を開催した。多数の衆参議員、松原仁拉致問題担当大臣の他、家族会から飯塚繁雄代表、横田滋・早紀江前代表夫妻、有本明弘副代表、増元照明事務局長、救う会から平田隆太郎事務局長、山岸丈良事務局次長が、特定失踪者問題調査会から荒木和博代表が、また関係省庁の担当者が参加した。

■北朝鮮への持出し現金12〜2月で112件、約1億3千万円−議連総会で

 冒頭、松原大臣は、北朝鮮にメッセージを出してきたが、朝鮮中央通信が二度に渡り非難をしたので、メッセージは届いていると思う。今後もスピード感をもって全力で行動したい、と述べた。家族会からは、以下の話があった。

飯塚 いとしい家族を早く奪還したい。核・ミサイル問題もあり複雑になっている中で、拉致問題でどうするのか懸念している。

有本 (田原総一朗氏が、拉致被害者は死んでいると発言したことに関する)裁判で、田原氏は嘘をつき続け、びっくりするような発言をしている。資料をお渡ししたので是非読んでほしい。

横田滋 金正恩に代わって、今年こそはと言われている。松原大臣が色々なところで、生きていることは分かっているとか、(金正日の)責任は追及しないなどと言っているので早い時期の解決を期待している。

横田早紀江 長い間苦しみ続けた。拉致されて35年、救出運動を始めて15年になる。しかしまだ、被害者がどこで、どのようなことをしているのかの情報がない。一日も早く助けてほしい。

増元 北はミサイルを発射予定だが、ミサイルでは制裁するのに、なぜ拉致で追加制裁をしないのか。またミサイルで制裁すれば、拉致はどうでもいいと北朝鮮に思われてしまう。姿勢を示してほしい。

 質疑応答は以下の通り。

議連 ミサイル発射は明らかな国連決議違反だが、制裁するのか。

外務省 発射するかどうか予断するのは難しい。国際連携で自制するよう求めている。

議連 そうではなく、発射したらこうするというメッセージが必要ではないか。

議連 4月15日の金日成生誕100年のイベントに総連関係者がかなり行く。届出制で献金を防げるか。

財務省 手持ちで10万円以上は申告を義務付けている。直行便はなく第三国経由で行くので、税関で質問し、申告を求めている。12月から2月までの間に、112件、約1億3千万円の申告があった。

議連 ロシア・中国が対北外交を変える可能性は。

外務省 ロシア・中国は北朝鮮への非難や制裁について抑制的だが、今回ロシアは、ミサイルを発射することを明確に非難している。他方、北朝鮮は経済開発を視野に中国だけではなくロシアを使おうとするだろう。中国は、追い詰めすぎると暴発することを懸念するが、他方、核・ミサイルは許容していない。

議連 平壌宣言には、「国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらない」とあるが、既に違反している。もはや無効と考えるがどうか。また、自衛隊機で救出できるよう議連として審議すべきだ。

外務省 違反しているが、重みのある政治文書を実行するよう働きかけることが重要と考える。

議連 4月5日に役員会を行うのでそこで対応する。

増元 外務省は、「脱北者と接触をしない」という覚書きを中国政府に出したという情報があるが本当か。中国人拉致被害者について、中国に協力すると言っているか。

外務省 中国に多くの脱北者がいるので中国との連携が大事だ。脱北者を受け入れないということはない。最大限のサポートをするのが法律の趣旨だ。

議連 北工作機関トップが、訪朝した朝鮮総連の関係団体に、朝鮮高校生に、金正恩(キム・ジョンウン)氏への忠誠と思想教育強化するよう支持している。そういう中で高校無償化を適用すべきでない。文科省として改めて認識してほしい。


 また、救う会・平田事務局長、調査会の荒木和博代表から以下の話がなされた。

平田 家族会と救う会は2月の合同会議で1000万署名運動を決定した。あと145万。議連としてもご協力をお願いしたい。また、4月28日、9月2日に国民大集会を予定している。特に9月の大集会では、何らかの結果が報告できるようお願いしたい。まだ拉致を契機にした制裁がなされていない。追加制裁にご尽力をお願いしたい。

荒木 配布資料の通り、警察は、身元不明の遺体のDNAが山本美保さんのDNAと一致したと言っているが、身体的特徴がすべて異なる。警察官の中にもあれはおかしいという人が多数いる。家族にDNAの証拠は見せず、説明したと言っている。

警察庁 DNAが一致したということで解決とは思わない。一致しても事件や拉致の可能性があると思っている。DNAの一致は否定しようがない。結果についてご家族に説明する。

議連 納得いかない話だ。議連が立会いの上で説明を求めることを役員会で検討する。

以上


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