★☆救う会全国協議会ニュース★☆
(2011/12/19)



★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.12.19-2)

 以下は、本日、12月19日に実施した、金正日死亡報道に関する記者会見の概要です。参加者は、家族会=飯塚繁雄代表、救う会=西岡力会長、平田隆太郎事務局長。西岡会長のコメントは、既に掲載しましたので、飯塚繁雄・家族会代表のコメントを掲載します。

■金正日死亡に関する記者会見概要−家族会・救う会

飯塚 今日は、金正日死亡について、自宅で第1報を聞きました。以前から予測していたことではありますが、急に話が出たのでびっくりしました。家族会をはじめ国民の皆様は、世界的な大悪人の独裁者が亡くなってある意味でほっとした面もあると思います。

 大事な家族を強引に奪われた拉致の張本人がいなくなったので期待も不安もありますが、当初から亡くなった時が一つのチャンスとも捕えていました。金正日は、「拉致問題は解決済み」の姿勢をかたくなに維持していました。我々あるいは日本国も、取り付く島もない状況がありました。しかし、死亡により、別のチャンスが出てきたとも考えます。

 金正日体制は、北朝鮮の国民や幹部から100%の信頼を受けていなかったのではと思います。苦しめられた人もたくさんおり、少し良くなるとの期待もあると思います。また、体制を引き継ぐ金正恩が100%父の意向を受け継ぐのか、あるいは周囲の判断の影響を受け、北朝鮮の将来について何が得策か考えるかもしれません。日本や韓国の拉致被害者を返せば、自国への支援につながると判断するかもしれません。

 怖いのは、北朝鮮が混乱状況となり、収拾がつかない状況になった場合に、被害者をどう取り戻すかの問題です。期待と不安が双方あります。

 政府は、情報を収集、分析し、各国とも協力することを踏まえ、北朝鮮にどう対応するか真剣に考えてほしいです。

 北朝鮮が、情報を集めながら、日本の様子を伺っているとの報道もあります。北朝鮮が交渉に入ってくるという気がしなくもありません。

 金正恩は若い後継者であり、すべてのことを自分で判断するとは限りません。側近も多くいるが、間違った接近をしてくることが心配です。乱暴な施策では、被害者を葬る暴挙に出ることが心配です。

 家族会としては、今後の動きを注視しながら、対応策を考えていきたいと思います。皆様のご協力もお願いしたいと思います。

 首相官邸は今日忙しいようですが、核問題も含め、拉致問題解決にはチャンスという捕え方で対応してほしいと思います。そして被害者の帰国に結びつける方策で動いてほしいと思います。

 家族会・救う会は記者会見後、山岡賢次・拉致問題担当大臣を訪問し、北朝鮮内部の情報収集と分析を踏まえた対応、拉致被害者の現状把握、各国との連携・協力で拉致被害者の救出に結び付けることを要請した。

 山岡大臣は、情報収集に政府として全力を挙げる、当然ながら被害者の消息情報を含め、安全確保が政府の命題なので万全の体制で取組む、仕切りなおしをして情勢の変化に対応する、と述べた。

以上



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