★☆救う会全国協議会ニュース★☆
(2007.11.20)


★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2007.11.20)

 以下は、拉致議連・家族会・救う会訪米団(11月11日〜17日)の総括報告です。超党派の議連が一つのテーマで米国に強い要請を行うため訪米したのは今回が初めてとされます。その効果は大きなものがあったようです。指定解除を強行すれば日米同盟に緊張が生まれるという明確な警告を送ることに成功した、立法府で解除反対の動きを広げることができた、ヒル次官補に日本の強い懸念を直接伝えることができた、など大きな成果をあげてきました。

■拉致議連・家族会・救う会訪米団報告
平成19年11月(西岡力救う会副会長作成)

・ 訪米団は、指定解除を強行すれば日米同盟に緊張が生まれるという明確な警告を送ることに成功した。

・ 上院で指定解除反対法案の提出を準備しているブラウンバック上院議員と連帯できたことと、中国政府がその動向を注視するローラバッカー下院議員が、9月に提出されている下院反対法案への署名および法案の精緻化に向けた努力を約束したことは大きな成果だ。

・ ヒル次官補に日本の強い懸念を直接伝えたことも一定の牽制になっただろう。

・ ヒル路線と若干距離を置くとも思われるNSC、副大統領府、国防総省の高官や民間の専門家、有力人権活動家に日本の強い憂慮と日本側主張のポイントを伝えたことも有意義だった。

・米国籍の拉致家族、金東植夫人と連帯でき、日本人救出への協力を米国に求めるという構図ではなく、普遍的なテロとの戦いへの参加を米にも求めているという我々の姿勢を明確化できたことも収穫だ。

・ 訪米団が入手できた諸情報を総合すると、
1.国務省ヒル・ライスラインは年末までに北朝鮮が核問題で第2段階の措置(寧辺施設「無能力化」と核計画申告)をそれなりに果たすならば、解除したいと考えている。

2.しかし、大統領の最終決断は下っていない。

3.議会内、特に与党共和党に反対の声が広がっている。

4.従来、静観気味だった中間派の専門家、メディアからもヒルはあまりに功を焦りすぎて、北朝鮮に対して譲りすぎという批判が出てきた。

5.福田・ブッシュ会談で首相からも訪米団と同じ趣旨の警告が伝えられたという。ただし、どれくらい明確な表現であったかは不明。

6.北朝鮮が年末までに実施を約束した核計画の申告と寧辺施設の「無能力化」の中身がかなりいいかげんなものであることが明らかになったり、シリアやイランとの共同核開発に関する新事実が明るみに出たりすると、ヒル路線への批判が一気に高まる可能性がある。

<今後の検討課題>
・日本からの強い指定解除反対のメッセージを発し続けて「ヒル路線は核問題で実質的な譲歩を北朝鮮から得ることがなく、いたずらに日本との関係を悪化させ、米国の国益を損じる」との声が米国内で高まるようにしていくべきだ。

・衆参両院の拉致特別委員会、本会議での解除反対決議

・ワシントンポストへの解除反対意見広告(国民に寄付を訴える)

を実現できないか検討したい。

以上






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