★☆救う会全国協議会ニュース★☆
(2007.10.26-2)


★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2007.10.26-2)

 家族会・救う会は、本日午後7時から首相官邸で福田総理と面会した。福田総理は、「早く」解決することが大事、政府も一体となって、家族会とも一体となって救出したい、と述べた。

 参加者は、家族会から横田滋代表、飯塚繁雄副代表、増元照明事務局長ら17名、救う会から佐藤勝巳会長、西岡力常任副会長など4名。政府からは、中山恭子首相補佐官他が参加。

福田総理の発言概要と参加者の発言は以下の通り。

■一体となって、「早く」救出を−家族会・救う会が福田総理と懇談

 マスコミ取材中の福田総理挨拶

 早くお会いしたいと思っていたが今日になった。官房長官をやめて3年半の間空白なので、総理就任後色々なことを聞き、また調べた。中山補佐官からもよく話を聞き、ようやく最近感じがつかめてきた。

 総裁選で、何とか拉致問題をこの手で解決したいと述べたが、皆様は一日千秋の思いで待ってこられた。政治家として考えなければならないとずっと思ってきた。5年前、小泉総理は勇気ある決断をされた。翌々年までに(被害者とその家族)13人が帰ってこられた。

 思いは私も同じだ。一日も早く帰国してほしいと今も思っている。当たり前のことを北朝鮮にやってもらいたいと思う。できれば北朝鮮との関係も改善したい。その第一歩が拉致問題だ。これからもその思いでやっていきたい。

 マスコミ退出後の福田総理発言

 官房長官をやめたこの3年半の間も、時間がかかっており申し訳ない気持ちだった。なんとか早く解決をと思ってきたが、不幸にして昨年は北朝鮮がミサイルを発射し、核実験を行い、交渉の雰囲気がなかった。

 一つのいい時期が今来たかなと思っている。北朝鮮が核を放棄する、無能力化すると言っている。本当に放棄するかは最後まで見届けなければならないが。わが国にとっても、核の問題があるとまともな交渉ができない。北朝鮮も核放棄の次のステップを考えているだろう。言葉にはしないが、日本に協力してもらいたいというのが本音だろう。だから今、環境ができつつあるかなと思う。この時期にしっかり交渉することで、なかなか難しい国だが、一生懸命努力しているところだ。どういうルートでやるかを含め、始めたところなので見守ってほしい。

「早く」、これが一番だ。皆様の話を伺って、時間が大事と思った。手をゆるめるつもりはないが。

 昨日、めぐみさんの歌(Song for Megumi)を聞きました。偶然ラジオで。半音ずつ上がっていくので難しいがいい歌だ。

 「政府も一体となって」、「皆さんとも一体となって」と中山さんが今、いいことを言われた。そうなんです。必ず皆様から信頼されなくてはならない。話し合い派とか圧力派とか分類されたこともあったが、当時も本当はそうではなかった。今は政府は本当に一体だ。皆様にもご協力をお願いしたい。これを機会に私のことを毛嫌いしないように(笑い)。

■参加者の発言
 ほとんどの家族から、拉致被害者の現在の年齢、高齢化した家族が亡くなったり、待ち続けていること、一日も早く解決してほしいこと、強い姿勢で臨んでほしいこと、などが述べられた。

・その他の主な発言

横田滋・家族会代表 5人の帰国に感謝している。しかし、それ以外は「死亡」、「未入国」とされ、進展がない。総裁選で、「自分の手で解決したい」と強い意思を表明されたことを心強く思っている。

飯塚繁雄副代表 11月に訪米し、テロ支援国家指定解除をすべきでないという議員の方々などと懇談する等働きかける予定だ。ブッシュ大統領との面会では、家族の思いを伝え、解除しないように要請してほしい。シーファー駐日米大使も、解除は日米同盟を裏切りることになるとの電報をブッシュ大統領に伝えて下さっており、昨日大使館での懇談で書記官に感謝の意を伝えた。日本は当事国なので強い態度を崩さずに、強い意志で交渉していただくことを期待したい。

増元照明事務局長 北朝鮮への制裁を継続されたことに感謝している。北朝鮮には圧力が必要だ。その上で外交努力をしていただきたい。昨日、米国大使館で、書記官と懇談した。拉致問題の解決とは、進展とは何かと聞かれた。我々は、既に表明されている政府の定義を支持しているが、今日の朝日新聞は「政府の北朝鮮政策が決まった」と書いているが何か変化があるのか(首相からは具体的な回答がなかったが、中山参与がその場で変わっていないとのサインを示した)。

松本 孟さん 妹が拉致被害者として17番目に認定された。それまでは特定失踪者だった。妹の後に特定失踪者が460人いる。「この手で解決」して下さる人の中に、特定失踪者も加えてほしい。

内田満津夫さん 寺越事件について、今日、西村眞悟議員が質問趣意書を出してくださったので、お力添えを願いたい。



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