★☆救う会全国協議会ニュース★☆
(2006.05.29)



■小泉首相は、制裁を発動してすべての被害者救出を−2500人が国民大集会で決議

 家族会・救う会では、5月27日、午後2時から4時まで、永田町の星陵会館大ホールで、日韓連帯東京集会を開催した。韓国から、崔祐英・韓国拉致被害者家族協議会会長、李美一・朝鮮戦争拉致被害者家族会理事長を招いた外、家族会・救う会が北朝鮮に向かってラジオ放送を行っているラジオの主催者、金聖ミン・自由北朝鮮放送代表も参加した。また、最近の韓国情勢と拉致問題について趙甲済・月刊朝鮮編集委員が講演を行った。さらに、韓国ハンナラ党から、宋 永仙、黄 祐呂の二人の議員が参加した。翌日には国民大集会を控えており、各地から家族会・救う会関係者も参加した。会場は300人の参加者で満席となった。

 5月28日には、日比谷公会堂で、小泉首相の決断と、今年中に拉致被害者全員救出を求める国民大集会が開催され、2500人が参加し、下記の決議を行った。また、参加した政府関係者、政治家などが前回より一層厳しい対応を求めるとの踏み込んだ発言を行った。概要は次号。

決 議
 多くの拉致被害者が北朝鮮にいるのを分かっていながら救出できず、今年もまた、私たちは国民大集会を開いた。なぜ、助けられないのか、口惜しくて、悲しくてたまらない。

 それでも、国際連帯と制裁による圧力という二つの柱を掲げた私たちの運動はこの1年で大きな成果を挙げた。

 金正日が世界12カ国から拉致を行っているという驚くべき事実が明らかになった。また、横田早紀江さんが米議会で証言し、ブッシュ大統領との感動的な会見を行ったことも記憶に新しい。日韓の拉致運動の連帯も強化された。

 日本政府も拉致問題特命チームを中心に法適用厳格化などで強い圧力を加え始めたし、米国が昨年9月に実施した金融制裁は大きな効果を上げている。

 窮地に追い込まれた金正日政権がどのような反撃に出てくるのか、予断を許さない緊迫した局面が生まれている。

 私たちは今、北朝鮮の地で助けを待っている被害者に向かい「あともう少しです、元気で待っていてください」という心からのメッセージを送りながら、次の3点を強く要求する。

1 金正日政権はすべての拉致被害者を即刻返せ。

2 小泉首相は、北朝鮮への制裁を発動してすべての被害者を救出するという強い国家意思を示せ。

3 韓国盧武鉉政権、中国の共産党政権は、拉致というテロへの加担を意味する金正日への支援を中断せよ。

平成18年5月28日
小泉首相の決断と、今年中に拉致被害者全員救出を求める国民大集会参加者一同

 5月29日は、韓国の家族会等とともに、政府、議会関係者に訴えた。この日は、崔桂月、金英子親子、崔成龍拉北者家族会代表もほとんどの日程に参加した。

 7時半から安倍晋三官房長官主催朝食会(鈴木政二官房副長官、山谷えり子・内閣府大臣政務官、佐々江賢一郎アジア大洋州局長、中山恭子・元内閣官房参与なども参加)。9時15分から自民党本部で、逢沢一郎拉致問題対策本部長他と面会、10時から外務省で麻生太郎外相と面会(山中●子・外務大臣政務官他も参加)、11時から拉致議連総会に参加し、平沼赳夫・拉致議連会長他に面会。午後1時から3時まで、衆議院拉致問題特別委員会で、横田滋・早紀江家族会代表夫妻と崔桂月、金英子親子、崔成龍拉北者家族会代表が招かれ参考人として証言した他、家族会・救う会関係者が参加した。3時半から、院内民主党控え室で、民主党鳩山由紀夫幹事長他、中井 洽拉致問題対策本部長他に面会した。
以上、日程中心に報告します。
(●は火へんに華)


※小泉首相宛、はがき・メールを!
(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ= http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)



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